百日紅咲き 灼熱の太陽の照りつける日、 廣島 長崎 終戦の日。 核廃絶 恒久平和を願う。 次の歌は僕が勤めていた学校の 廃本の中にあった歌集から・・・・・・・・・・・・・ 廣島の原爆をうけ火の海をたらちね恋いてさまよいたるらし ぬばたまの八月七日午前1時半十三歳の命耐えたり 宵闇の輸送列車にはこばれし君を背負えば手の皮のむく 水水とみとりのすきに枕辺の薬缶の水をのみ干しにけり 御所車迎えに来しとうわごとにママも一緒に乗りたまえかし 老夫婦廣島一中を訪れて犠牲者碑のなか吾子の名を見る ゆうかりの文はわが子恋ふたらちねの寂しきものを今につたふる よみの世には母はその手に抱かれてこころ静かになりにけるかも みそふたとせ経りたる今も目に浮かぶまぶた塞がり手の皮のはげし吾児 祭壇に飾られたる吾児の写真(うつしえ)わらべのままに笑みを浮かべる 陽炎は天に逆立ち目もくらむ日照りの中に墓の草刈る 歌人の名前は忘れてしまいましたが、終戦後鹿児島・薩摩川内市東郷に病院を開いていた医師。戦中海軍軍医であった方、戦後の荒廃の中にあって文化活動や婦人解放運動に尽力された。
by kanmyougama
| 2008-08-15 09:05
| 思いつくままに・
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